SDGsを学ぼう!「目標2. 飢餓をゼロに」

こんにちは。一般社団法人イマココラボのむら(村中)です。

イマココラボでは、SDGsのカードゲームを入り口に、よりよい社会を創造するための個々人の意識変革、その結果としての社会変革が起こればなーっと活動しています。そんな中、自分たち自身もSDGsをちゃんと学ぼうと、17の目標を5人のメンバーで1つずつ順番に解説していっています。今日は2つ目の『飢餓をゼロ』に関してです。

飢餓ゼロに関しては、国連の食糧支援機関であるWFP(World Food Programme)が有名です。そこから、まずは、現状を数字で見てみたいと思います。

【飢餓を数字で見る】
・世界では、およそ7億9,500万人(9人に1人)が、十分な食糧を得られていない
・地域別で最も飢餓人口の割合が高いのは、サハラ砂漠以南のアフリカで4人に1人が栄養不良
・5歳になる前に命を落とす子どもの半数近く(45%)は栄養不良が原因で、その数は毎年、310万人にのぼる
・栄養不良は、身体および精神の発達を阻害し、開発途上国では就学前の子ども1億4,700万人以上が発育阻害の症状を示している
・開発途上国全体で6,600万人の小学生が空腹のまま学校に通っている
(主要なものを抜粋)

その一方で、世界人口の増加や食生活の変化に伴い、世界の食料需要は、2050年までに、2000年時点の1.6倍にも達するとも言われています。

そもそも『2.飢餓をゼロ』の主メッセージは、『飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する 』になっています。数字からも、飢餓を終わらせる、食料の安定確保や栄養状態の改善はイメージわきますが、そのための持続可能な農業を推進することも入っていますね。

つまり、飢餓を終わらせるためには、持続可能な農業推進が必要で、そのためには、農業を行うための土地や土壌などの自然資源の確保であったり、多様化された種の維持やそれに関連する知識を共有すること、農産物市場において貿易制限や歪みを是正すること、さらには食糧価格の極端な変動に歯止めをかけるなども含まれます。

SDGsは17の目標それぞれに、小項目の目標があり、これに関連する小項目の目標は以下のとおりです。

2.4 2030年までに、持続可能な食糧生産システムを確保し、生産性および生産の向上につながるレジリエントな農業を実践することにより、生態系の保全、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水その他の災害への適応能力向上、および土地と土壌の質の漸進的改良を促す。
2.5 2020年までに、国内、地域、および国際レベルで適正に管理および多様化された種子・植物バンクなどを通じて、種子、栽培植物、飼育動物・家畜、およびその近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づく遺伝資源および伝統的な関連知識の活用による便益へのアクセスおよび公正かつ公平な共有を推進する。
2.a 国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発、および植物・家畜遺伝子バンクへの投資を拡大し、開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産の強化を図る。
2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、あらゆる形態の農産物輸出補助金および同一の効果を伴うすべての輸出措置の並行的廃止など、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正および防止する。
2.c 農産物商品市場およびデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食糧備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にすることにより、食糧価格の極端な変動に歯止めをかける。



この辺になると、自分が働いている企業が、上記にかかわる産業をしていれば、何か出来そうな感じはしますが、個人としては遠い感じになってきます。WFPを通じて寄付なども1つの手ですが、もっと身近に感じるものを見てみましょう。
例えば、遺伝子組み換え作物、食品廃棄物、廃棄ロスなども『2.飢餓をゼロに』 に関連しています。



【遺伝子組み換え作物 】

遺伝子組み換え作物に関して調べてみると、
・除草剤をかけると他の雑草はすべて枯れ、その作物だけが生き残るので除草の手間が省けるという「除草剤耐性」をもつための遺伝子組み換えした作物
・食べると害虫が死んでしまうため、殺虫剤を減らせる、ということになっている「殺虫性」をもつための遺伝子組み換えした作物

などもあるみたいです。

除草剤を掛ける時点で体に害がありそうだし、そもそも害虫が死んでしまうってことは、害がないはずない、って思ってしまいますね。。他人ごとに聞こえますが、日本で流通する大豆の約8割は遺伝子組み換えだと推計されています。(サルでもわかる遺伝子組み換え)このサイトにもありますが、原料のところに、大豆(遺伝子組み換えでない)と書いてあるものがありますが、書いてない=流通する8割の遺伝子組み換えされた大豆だと言えます。



【食品廃棄物、廃棄ロス】

日本では、年間約1,700万トンの食品廃棄物が排出され、このうち、本来食べられるのに 廃棄されているもの、いわゆる「食品ロス」は、年間約500~800万トン含まれると推計。(農林水産省調べの資料はこちら

数字が大きすぎてどのくらいかイメージわきませんが、食品廃棄物は世界でもトップクラスで、500~800万トンの「食品ロス」は、世界中で行われている途上国などへ向けた食料援助の量のおよそ2倍にあたるそうです。ちょっと衝撃的な数字ですね。

このサイトには、消費者として出来ることとして、賞味期限と消費期限の違いを知る、ということが書いてあります。

・賞味期限・・・おいしく食べることができる期限。この期限を過ぎても、すぐ食べられないというこ とではない
・消費期限・・・期限を過ぎたら食べない方が良い

私自身、賞味期限を消費期限だと完全に勘違いしていました。。

イマココラボでSDGsに触れていると、本当に知らことにより、今の世界の現状に加担していることに気づきます。逆に言えば、まず出来ることは知ること、知ることにより、関連する情報に対して意識することになり、結果として自分自身の行動変容につながる可能性が高まります。私自身、明日からは賞味期限切れに対して過剰に反応する必要はなくなりそうです。

その小さな意識の変化の積み重ねこそが本当の大きな変化につながるんじゃないかなーっと思っています。



■小項目の目標

2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層および幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食糧を十分得られるようにする。
2.2 5歳未満の子どもの発育障害や衰弱について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養失調を撲滅し、若年女子、妊婦・授乳婦、および高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。
2.3 2030年までに、土地その他の生産資源、投入財、知識、金融サービス、市場、および付加価値や非農業雇用の機会への平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民族、小規模な家族経営の農家、牧畜家および漁師をはじめとする、小規模食糧生産者の農業生産性および所得を倍増させる。

2.4~2.cは上記参照


■関連サイト
WFP(World Food Programme)http://ja.wfp.org/about
国連の食糧支援機関です

グローバルコンパクト http://www.ungcjn.org/gc/sdgs.html
SDGsの目標が一覧で紹介されています

SDGs.TV http://sdgs.tv/goal2
SDGsの目標に関連する動画がたくさんあります

サルでもわかる遺伝子組み換え http://gmo.luna-organic.org/?page_id=18
遺伝子組み換えに関して、分かりやすく書いてあります


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